2010.02.08 Monday 00:59

誰が説明責任を負うのか

 小沢一郎幹事長の政治資金をめぐる疑惑は、結局石川知裕氏など3人の起訴で終わった。政治資金収支報告書の虚偽が微罪だとは言わないが、現職の国会議員を逮捕するほどの問題だったのか。石川氏を締め上げてネタを吐かせようという検察の見込み捜査が失敗したと断ぜざるを得ない。

 小沢氏は不起訴になったとはいえ、政治資金の流れや使途について十分説明する政治的責任がある。同時に、メディアにも説明責任を果たすよう、強く要求したい。この間の小沢氏の疑惑に関する情報の洪水は一体何だったのか。記者たちは本当に裏付けを取って記事を書いたのか。検察からの情報操作に乗せられたことはなかったのか。小沢氏の疑惑を云々する以前に、メディアこそ読者、視聴者が持つ当然の疑問に答える義務を負っている。自浄能力がないなどと民主党を批判している場合ではない。

 検察は、いささか視野の狭い正義感に燃えて、小沢の資金疑惑を追及したのだろう。メディアの一部にも、そのような正義感が伝染して、報道が過熱したように思える。もとより、権力の監視はメディアの使命であり、小沢幹事長に対しても厳しい視線を持つことは必要である。しかし、検察もまた巨大な権力である。メディアはこれを監視する機能を放棄してはならない。(東京新聞2月7日)


Comment:
2010/02/13 1:27 PM,  植草 wrote:
岩上安身さんの 孫崎享元外務省国際情報局長へのインタビューを
今日読みました。とても参考になりました。
最近、twitterなどををみると、旧メディア、テレビ、新聞とネットの間で
熾烈な戦いがおこなわれているように思います。
同じ音色でうたいだした旧メディアは、どんなシステムになっている
のか、すこしずつわかってきた感じがしております。

http://www.iwakamiyasumi.com/column/politics/item_245.html

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