2009.04.06 Monday 00:00

「正義の味方」の愚かさ

 過日、久しぶりに「朝まで生テレビ」に出て、民主党と小沢代表の進退について議論した。ゲストの政治家が言ったことは予想通りであったが、唯一失望したのは共産党議員の発言だった。彼は、検察の立件が百%正しいという前提をみじんも疑わず、小沢の金権腐敗を糾弾していた。

 それが官憲の弾圧と闘った輝かしい伝統を持つ共産党の議員が言うことかと、私は呆れ、がっかりした。敵対する政党が検察に弾圧されるのは、対決する側にとってはざまを見ろという感覚なのかも知れない。しかし、いまこそ政治家は党派を問わず、明日は我が身という感覚を持つべきである。

 共産党は言うに及ばず、今の与党だって、仮に政権交代が起これば、検察や警察の弾圧を受ける側に回るのである。本来は、民主党対検察ではなく、議会対検察という構図で、検察の責任を追及すべきである。

 我々は何よりも、検察が正義の体現者だという錯覚を捨てなければならない。検察も所詮は劣化した官僚組織である。個々の検事は組織内での栄達を図り、手柄を挙げようとし、正義という言葉をもてあそぶ。

 そうした検察官のシナリオを鵜呑みにして悪者を叩けば、当人は正義派を気取っていられるのだろうが、端からは何とも愚かに見えることを知るべきである。(東京新聞4月5日)

Comment:
2009/04/29 11:47 AM, 時事徒然草 wrote:

  御用学者の愚かさ

 山口氏はその論考「『正義の味方』の愚かさ」の中で次のように言う。

 「敵対する政党が検察に弾圧されるのは対決する側にとってはざまを見ろということなのかも知れない」

 共産党の議員の誰か一人でも「ざまを見ろ」などといった者がいただろうか!?子供の喧嘩じゃあるまいし。この一文は、山口氏による悪意ある創作である。根拠もなく共産党を冒涜するのは、さすが、民主党御用学者山口二郎先生である!

 事実を見てみよう。山口氏はご存じなかったろうが、共産党の志位委員長は、小沢民主党代表の「国策捜査」批判の会見をうけて次のように言っている。

 「『国策捜査』であるという根拠は民主党からは何も示されていない。これは根拠なしに責任を転嫁するもので公党のとるべき態度ではない」(しんぶん赤旗09年3月5日付)

 あたりまえのことであるが、根も葉もない話は信じようがない。逆に言えば、話は根や葉があってはじめて実体を持つ。この「根や葉」こそが話の根拠というべきものであって、根拠のない話は信じようがないのである。

 果たして、民主党の人間の誰か一人でも「国策捜査」の根拠を提示した人間がいただろうか!?

 たとえば、鳩山幹事長は、先日の千葉県知事選挙の応援演説の中で、小沢氏の秘書逮捕の問題に触れて、「本来なら罪に問われない。政権交代をさせまいとする力がうごめいている」(しんぶん赤旗09年3月14日付)として、あたかも、民主党による政権交代の可能性が「国策捜査」の根拠であるかのように言っている。

 しかし、「国策捜査」の根拠に政権交代をおくのはおかしい。なぜなら、根拠となるべき事柄は確定的な事実でなければならないからだ。確定的な事実を根拠に挙げることによって、「国策捜査」は事実として確定的な出来事になるのだ。

 しかし、政権交代は、あくまで、将来起こりうる可能性のある出来事であって、決して確定的な事実ではない。政権交代は、いわば、民主党の身勝手なフィクションに過ぎないものだ。それは、決して検察の捜査を「国策捜査」たらしめるものではない。

 根も葉もない話は信じようがない。これが、先に引用した志位委員長の話の趣旨であるし、山口氏のような民主党の熱狂的シンパサイザーを除けば、おそらく誰もそう言うに違いない。

 山口氏よ、民主党が「検察に弾圧され」ているという身勝手な被害妄想に浸るまえに、たった一つでよいから、今回の検察の捜査が民主党への政治弾圧であり、「国策捜査」であるその根拠を示していただけないだろうか!?私は山口氏ではないから、根拠のない話を信じることはできないのである!!


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