2004.07.05 Monday 14:18

時評:イギリス、ドイツ旅行の記録

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 6月21日から、イギリス(スコットランド)とドイツを訪問し、現地の政治状況の取材と、日欧の比較政治に関する討論、講演を行ってきました。

 スコットランドでは、労働党のマルコム・サビッジ下院議員、ルイス・マクドナルドスコットランド議会議員、自由民主党のマイク・ランブルスコットランド議会議員にインタビューし、1999年に実現した地方分権(devolution)の成果について、調査しました。日本でも道州制論議が始まりましたが、やはりスコットランドでは市民社会からの分権に向けた盛り上がりが大きかったことが、その後の政策展開に寄与していることがよく分かりました。

 ドイツでは、ハイデルベルク大学日本学研究所で講演し、小泉構造改革と西欧福祉国家における改革についての比較論を展開しました。折から、EU議会選挙で政権与党のドイツ社会民主党が大敗した直後で、日独の比較について活発な質問を受け、充実した議論ができました。福祉国家の改革というテーマは、どこでも困難なものですが、日本と西ヨーロッパでは出発点が違うことを忘れるべきではありません。できる前の福祉国家を予防的に解体しようとしているのが小泉改革だという私の説明は、一応理解してもらえたようです。

 日本を留守にしていた10日あまりで、政治の風向きが変わっているのに驚いています。ここは、小泉政権が日本国民をどこに引き連れていこうとしているかを冷静に考え、主権者として明確な意思表示をすべきです。



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