2018.10.23 Tuesday 18:17

人間の尊厳


 LGBTの人々について、子どもを産む生産性がないので政策的支援は不要だという杉田水脈議員の発言には、怒りが収まらない。政治の任務は、何より人間の尊厳を守ることである。「生産性」発言について謝罪も撤回もしないということは、杉田議員には民主主義の下での政治家の資格はないことを意味する。
 杉田議員の差別主義的思想は以前から明らかであった。櫻井よしこ氏は、「安倍さんが杉田さんって素晴らしいというので、萩生田(光一)さんとかが一生懸命になってお誘いして」、比例代表中国ブロックの名簿に載せたと語ったことがある。つまり、杉田発言は突飛な例外ではなく、今の自民党の本流の発想と見るべきである。
杉田議員が子どもを産まない人を攻撃したいというなら、子供を持たない安倍首相に対して税金による援助を受けるなと言えるのか。異性の夫婦ならば子供を作る努力をしたと推定し、最初から同性のカップルは生殖の可能性がないから排斥するとでもいうのか。杉田議員は、社会的少数者であるLGBTを侮り、いじめたいだけである。
人間の生き方はいろいろあってよい。いろいろな生き方を否定し、特定の生き方を押し付ける政治家をいろいろな考えがあると容認すれば、自由と民主主義を否定することを意味する。どうする、自由民主党。


東京新聞7月29日

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