2017.12.12 Tuesday 17:00

政治の堕落

 安倍政権や自民党に対する批判を繰り返さざるを得ないので、こちらも嫌になる。それにしても、麻生副総理の選挙における野党の収縮は「北朝鮮のおかげ」という発言は絶対に許せない。麻生氏の放言は政府首脳の本音であろう。
 選挙戦の中で、安倍首相は北朝鮮の脅威に屈しないと繰り返していた。朝鮮半島の緊張緩和のために日本が何をするかという具体的な政策は一切なしで、ともかく圧力を高めれば北朝鮮が態度を変えるというのが首相の主張だった。この主張は、真摯で賢明な外交戦略ではなく、国民の中に北朝鮮に対する恐怖と憎悪を煽るための政治的プロパガンダであった。麻生氏の本音は、はしなくもそのことを裏書きした。
 安倍首相は国難打開の選挙とも言った。しかし、国難を打開するための政策を論じるべき臨時国会は開かず、11月初旬に来日するトランプ大統領とゴルフに興じる予定である。ゴルフをしながら真剣な政策議論ができるとでもいうのか。
 こんなたるんだ政治指導者が、権力を維持するためだけに解散総選挙をうち、国民をたぶらかして勝利をおさめ、さらに憲法改正にまで手を付けるというのが最大の国難である。国会の中で野党は圧倒的少数である。市民が諦めず、ふざけるなという声を上げ続け、批判的な世論を持続するしかない。

東京新聞10月29日

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